2004年  1月31日(土)

「矢澤秀成先生の特別講習会」

NHK趣味の園芸にも出演されている園芸研究家の矢澤先生をお招きして
生駒市花のまちづくりセンター  ふろ〜らむにて
「マーガレットについて 他」 の講習会を行いました

たくさんの方に
ご参加いただき
楽しい講習会に
なりました


まずはマーガレッについて・・・
<クーデルスタート>

<ブライトカーマイン>

「花占いはどうしてマーガレットでするか知っていますか?」


という質問から始まりました。
「すき・きらい・すき・・・」
と言って花びらをちぎっていくアレです。


マーガレットの花弁は奇数だからだそうです。(まれに偶数もあり)  なるほど・・・

そんな雑学でみんなの気持ちを引き付けての講習会のはじまりでした。

そしてマーガレットについての質問コーナー

Q.1  育てているマーガレットがビヨーンと伸びてくる

回答: マーガレットはほとんどの品種が「矮化剤」がかかっています。
     1年目はコンパクトですが、2ヶ月〜3年で矮化剤が
     切れてしまい伸びてしまいます。

     そこで切り詰め作業が必要となります。

一度に全部刈り込んでしまうと光合成できる葉が少なくなり枯れてしまう場合があるので
1本から枝分かれしている枝の半分を切り、ひと月後切ったほうの枝から新芽が出るのを
確認してから残り半分の枝を切り詰めます。

この状態にすると耐寒性が上がり、冬越しもカンタンになります。
矮化剤をかけなくても
コンパクトに育つ
<サンデーリップル>
Q.2 マーガレットを外に出していたら寒さにあたってしなっとなった。

回答 マーガレットの栽培ハウスは10℃位で管理されています。
   1年目はその温度変化にも弱いので温度管理に注意が必要です。

   なるほど・・・生駒は特に寒いので冬は室内で育てたほうが安心ですね。

<ファンシー
レモン>

<彩>

差し芽の仕方

<サマーメロディ>
マーガレット(キク科の植物は)発根しやすく差し芽でカンタンに増やすことができます。

差し穂を切り取り30分以上水に浸す
下葉を落とす(蒸散作用で葉がしおれやすくなるのでなるべく葉を少なくする)
ルートンなどの発根剤を切り口につけ差し穂を清潔な土に差す
これで水管理をして春先なら2週間で根が動き出し1ヶ月で根がいっぱいになり
移植できます。

「育て方で大事なのは過保護にしない!」
水をたくさんやれば育つというのはまちがいです。
人も植物も一緒。
常に水と肥料をタップリもらっていたら植物も安心して根を張らなくなります。
水・肥料をひかえめに与えて管理するようにすると植物のほうも危機感を感じしっかり根を張るようになります。
(鉢土が乾くまでは与えず乾いたらタップリ与える)


全国で1000鉢しかない
限定品
<バレリーナ>


(矢澤先生のお友達
『(有)ケブラナガトヨ』さん
の作品だそうです)



山長にて20鉢販売中です



続いてシクラメンの夏越しのしかた


6〜7月上旬 水を切る

8月  黄葉になるので葉を全部抜く。この状態で夏越しさせる(水は与えない)
9月上旬〜中旬  鉢から株をぬき、鉢土を全部落とす
根を半分の長さに切り殺菌剤に漬け、乾かす。鉢に植え替え通常通りの水やり・
管理にもどす。


「シクラメンの鉢を持っている人手を上げてください」
と先生が聞くとほとんどの方の手が上がっていました。
これを期に翌年もきれいに咲かせてみたいですね


コチョウランの花後の管理の仕方

花が咲き終わったら花茎の元から切ります
鉢から株をぬき水ゴケが茶色くなっていたら植え替えのサイン(春に行う)
育て方のポイント
葉3枚で花があがります・・・葉を増やす事が重要ですね
水道の水を直接あたえない・・・冷たい水を与えると根がストレスを受けて弱るので1晩汲み置いた水を与えると
                   良いでしょう

水・肥料もメリハリをつけて与える事が大事・・・いつも湿っている状態でなくしっかり乾いてから与えるようにしましょう

ちょっとした心使いが元気に育てるコツなんですね・・・


シンピジュームの管理について

基本的に1バルブ8〜9枚の葉で花芽が上がります
冬成長させることがポイント・・・冬に葉を育てられるかで春の育ちが変わってきます
温度管理・・・シンピジュームの育つ最低温度より高めに管理すると成長します
根が鉢から抜けなくなったら植え替えのサイン(3月下旬〜4月がベスト)
鉢から株を抜き根を3分の1カット
バルブの境目から縦に半分〜3分の1にカット
バラバラにしてはダメ・・・根がストレスを受けて育たなくなります。根鉢はくずさない。

その他、NHK趣味の園芸の撮影裏話や

ナメクジの必殺撃退法などなど・・・

楽しい話を盛り込みながらあっという間の1時間半でした。

矢澤先生、貴重なお時間ありがとうございました。

矢澤 秀成先生  プロフィール
1967年茨城県生まれ(37歳)
植物育種家。花卉新品種コンテスト13年連続金賞受賞。
今年2月で種苗会社を退社され、3月より個人で活動されます。
自分で育種された花(ペチュニア・バラード  ダイアンサス・リトルプリンセス他)
を全国の花卉生産者に提供するような仕事をはじめ、NHK趣味の園芸の講師
全国の子供たちに園芸の楽しみを伝えるようなボランティア活動もされております。

また、趣味の園芸は4月よりリニューアルされ、その第1回目の講師として抜擢され
題目は「ペチュニア」・「鉢いっぱい咲かせよう」の2部をご担当され、放送日は
4月4日です。ぜひ皆様ご覧下さい。